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公図・測量図・建物図面の違いについて |突沖

こんにちは。㈱プラス・ワン・コーポレーションの突沖です。

不動産に関する手続きや調査において、公図、測量図、建物図面は非常に重要な役割を果たします。これらの図面は、それぞれ異なる目的や内容を持ち、適切に理解・活用することが求められます。
この記事では、公図、測量図、建物図面の違いについて詳しく解説します。

  1. 公図(こうず)

公図の概要

公図は、土地の区画や境界線を示した地図で、法務局が管理しています。元々は税金徴収のために作成されたもので、地番ごとに区画が示されています。

公図の特徴

  • 目的: 土地の区画や境界線の把握
  • 内容: 地番、境界線、道路などの基本情報
  • 精度: 歴史的な経緯から精度が低い場合もある

公図の利用シーン

  • 不動産取引の際の土地の確認
  • 境界線の確認
  • 土地利用計画の立案
  1. 測量図(そくりょうず)

測量図の概要

測量図は、土地の正確な位置や形状を示した図面で、土地家屋調査士によって作成されます。測量技術を用いて高い精度で作成されており、公的な手続きや境界確定に使用されます。

測量図の特徴

  • 目的: 土地の正確な測量と境界確定
  • 内容: 正確な寸法や座標、境界点の位置
  • 精度: 高精度

測量図の利用シーン

  • 土地の分筆や合筆(複数の土地を一つにまとめること)
  • 境界紛争の解決
  • 建築確認申請
  1. 建物図面(たてものずめん)

建物図面の概要

建物図面は、建物の構造や配置を示した図面で、建築士や設計士が作成します。新築や増改築の際に必要な図面で、建築確認申請や登記の際に使用されます。

建物図面の特徴

  • 目的: 建物の構造や配置の把握
  • 内容: 建物の平面図、立面図、断面図など
  • 精度: 建築基準法に基づいた高精度

建物図面の利用シーン

  • 建築確認申請
  • 建物登記
  • 建築工事の進行管理

(参考:文字データ)

公図・測量図・建物図面の比較

項目 公図 測量図 建物図面
目的 土地の区画や境界線の把握 土地の正確な測量と境界確定 建物の構造や配置の把握
内容 地番、境界線、道路 正確な寸法や座標、境界点 平面図、立面図、断面図
作成者 法務局 土地家屋調査士 建築士、設計士
精度 低い場合もある 高精度 高精度
主な利用 不動産取引、境界確認 分筆・合筆、境界紛争解決 建築確認申請、登記

まとめ

公図、測量図、建物図面は、それぞれ異なる目的と内容を持ち、不動産に関するさまざまな手続きや調査において重要な役割を果たします。
公図は土地の区画や境界線の基本情報を提供し、測量図は土地の正確な測量と境界確定に使用され、建物図面は建物の構造や配置を詳細に示します。
これらの図面を適切に理解し活用することで、不動産取引や建築計画をスムーズに進めることが可能となります。

(サイトHP⇒(株)プラス・ワン・コーポレーション

 

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