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土壌汚染に関する基本的な知識  |突沖

こんにちは!
まだ6月だというのに、ここ最近暑すぎませんか!?
私の幼かったころはこんなに暑くなかったような…と記憶しておりますが暑さに負けず本日も頑張りたいと思います!

さて、本日は土壌汚染について記事をお届けします。
不動産取引における土壌汚染調査は、購入前に必ず行うべき重要なプロセスです。適切な調査と対策を行うことで、健康被害や法的責任、資産価値の低下を防ぐことができます。
本日のブログ記事では、土壌汚染の調査方法や対策について詳しく説明し、みなさまに有益な情報をご提供して参りたいと思います。

 

土壌汚染に関する基本的な知識

土壌汚染は、土壌中に有害物質が蓄積し、人や環境に悪影響を及ぼす状態を指します。主な有害物質には以下のようなものがあります。

  • 重金属: 鉛、カドミウム、六価クロムなど。
  • 有機化合物: トリクロロエチレン、ベンゼン、PCB(ポリ塩化ビフェニル)など。
  • 農薬: DDTなど。

土壌汚染調査の重要性

土壌汚染の調査は、以下の理由で重要です。

  1. 健康被害の防止: 有害物質が土壌や地下水に含まれていると、飲料水や作物を通じて人体に悪影響を及ぼす可能性があります。
  2. 法的責任の明確化: 土壌汚染対策法に基づき、汚染の原因者には浄化責任が生じます。購入前に調査を行い、責任の所在を明確にすることが重要です。
  3. 資産価値の保護: 土壌汚染が判明すると、土地の資産価値が大きく低下する可能性があります。事前の調査でリスクを把握し、適切な対応を取ることが求められます。

土壌汚染調査の具体的な方法

土壌汚染調査は、段階的に行われます。以下に、主な調査方法を紹介します。

  1. 予備調査

土地の過去の利用状況や地歴を調査し、土壌汚染の可能性を評価します。

  • 文献調査: 過去の土地利用履歴や工場の存在、環境問題に関する記録を調べます。
  • 聞き取り調査: 地元住民や関係者から過去の土地利用について聞き取ります。
  1. 詳細調査

予備調査で土壌汚染の可能性が高いと判断された場合に行います。

  • 試掘調査: 土壌サンプルを採取し、化学分析を行います。
  • ボーリング調査: 地下深くから土壌サンプルを採取し、分析します。
  • 地下水調査: 地下水を採取し、有害物質の有無を調査します。
  1. 環境基準との比較

採取したサンプルを分析し、土壌汚染対策法に基づく環境基準と比較します。

土壌汚染への対策方法

土壌汚染が確認された場合には、以下の対策を講じる必要があります。

  1. 汚染土壌の除去

汚染された土壌を掘削し、適切な処理施設で処理します。

  1. 封じ込め

汚染が広がらないように、汚染土壌を防水シートやコンクリートで覆います。

  1. 浄化

バイオレメディエーション(微生物を利用した浄化)や化学的浄化(薬剤を使った浄化)などの方法で、汚染物質を無害化します。

地歴調査で土壌汚染を見抜くには?

地歴調査から土壌汚染を見抜く方法は、主に以下の手順を通じて行われます。

  1. 文献調査(デスクトップリサーチ)
    • まず、対象地域の過去の土地利用や産業活動に関する文献、地図、報告書などの資料を収集します。これには、都市計画図、過去の土地利用計画、産業廃棄物処理記録などが含まれます。
    • 地方自治体や環境保護団体、政府機関のデータベースを利用して、過去の汚染事故や環境評価報告書を調査します。
  2. 聞き取り調査
    • 現地の住民、土地所有者、地元企業などに対して聞き取り調査を行い、過去の土地利用や汚染に関する情報を収集します。
    • 特に、過去に工場があった場所や化学薬品を使用していた施設についての情報は重要です。
  3. 現地踏査:
    • 実際に現地を訪れ、目視での確認や簡易的な土壌検査を行います。地表に異常な色の変化や異臭がないか、また特定の植物が育ちにくい場所がないかを確認します。
    • 地表の構造物や廃棄物の有無を確認し、過去の産業活動の痕跡を探します。
  4. 既存の環境データの参照:
    • 環境モニタリングデータや公的な土壌汚染データベースを参照し、過去の調査結果を確認します。これには、土壌サンプルの分析結果や地下水の品質データが含まれます。
  5. GIS(地理情報システム)の活用:
    • GISソフトウェアを利用して、過去の土地利用データや環境データを視覚化・解析します。これにより、汚染の可能性が高いエリアを特定しやすくなります。

まとめ

地歴調査を適切に行うことで、土壌汚染の有無やそのリスクを見抜くことができます。具体的な調査手法や調査内容は、対象地域や調査の目的によって異なりますが、専門的な知識と時間を要します。

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